みなさんは普段どんな支払い方法を使っていますか?日本ではまだ現金払いが多く活用されていますが、海外ではほとんどがクレジットカード払いや電子決済に移行しています。日本でも急速に、PayPayなどの電子決済、モバイル決済が普及しています。こういった新しい決済方法の導入は、ビジネスに対してどのような影響を与えるのでしょうか、新しく画期的な支払い方法を発明したPayTileを見ながら分析していきます。
PayTileの画期的な支払い方法とは?
PayTileは、アメリカ・オハイオ州シンシナティ初の消費者向け決済テクノロジー企業です。PayTileが開発したモバイルアプリは、独自のジオロケーション(ユーザの位置情報を扱う技術)などを使用して、キャッシュレス決済とデジタル特典を提供します。
PayTileは、ユーザーがお互いの個人情報を共有することなく、近くにいる人にプライベートで安全なキャッシュレス決済を行うことを可能にする現金のAirDropのようなものです。PayTileを使えば、ファーマーズマーケットで買い物をしたり、屋台でランチを買ったり、すべて現金なしで行うことができるようになります。支払いを「近くにいる人」や「企業」に限定することで、直感的で安全な決済を実現します。
この技術は米国市場で急速な拡大が計画されています。
誰もが不便を感じていた伝統的な課題を解決
トラヴィス・クレジット・ユニオンの2020年調査によると、アメリカ人のうち、財布にいつも現金を入れている人はわずか16%です。当然のことながら、若年層は高齢者よりも現金を持ち歩かない傾向にあります。さらにパンデミックは、消費者の現金離れを加速させることになりました。
しかし、クレジットカードの取引手数料やチャージバック(不正利用などを理由にした支払い取消)のために、サービスプロバイダーや中小企業の中には、いまだに現金のみで経営しているところがあるのが現実です。その結果、消費者は少額の買い物やチップの支払いに現金を必要とする状況が続いています。
中小企業と個人との間で個人間(P2P)決済アプリを使えばいいのではないか?と思われるかも知れませんが、現在利用されているすべての個人間決済アプリは、取引の両当事者が互いの情報(法的なフルネームや電話番号など)を共有することを条件にするものがほとんどです。さらに、最も一般的なモバイル決済アプリの1つでは、ユーザーの取引がソーシャルネットワークに公開されます。これらのことから、既存の決済アプリは、見知らぬ人への支払いに使うには不向きであることがわかります。
新しい支払い方法の導入は顧客層を広げる可能性がある
現金しか使えない店舗の数少ない不便を解決に導いたPayTile。独自の「ドロップ」技術により、特定の地域内や日時に、その場所にいる消費者に対して、現金やクーポンなどのデジタル特典を配信することができます。
オンラインエンターテイメントとして急速に人気が向上している海外カジノ オンラインもクレジットや振り込みだけでなく、仮想通貨決済など今の時代やニーズに合ったPayTileなどの決済方法を取り入れています。さらにPayTileようなボーナスの仕組みを取り入れることで、ユーザーの活性化、新規顧客の獲得に貢献するはずです。
決済で離脱させるのは機会損失
せっかくユーザーが新規登録や決済直前まで行っているにもかかわらず、希望の決済方法がないことで離脱してしまうのはもったいないです。仕組みとして取り入れるのは多少手間はかかりますが、いまどんな決済方法が主流なのか、どんな決済方法が必要なのか、お客さん目線で考えて積極導入していきたいですね。